明日は非番。


ということで真田は嶋本の部屋に泊まりに来ていた。


毎週、非番の日には交代で泊まりあっているのだ。


食事も済み、入浴も済ませ。


同性ながら、愛し合っている者同士、することといえば、只一つ。


いつまでたっても恥じらう嶋本のために部屋の明かりを消し、カーテンもきっちり閉め。


恥じらう理性を消し去るための、しつこいまでの愛撫を施すと、甲高い声を上げはじめる。



「や…っあ!こ……」


手をすべらせる度に上がる声に、否応なく劣情を刺激され、自身がより硬くなっていく。


堪えられず、嶋本の最奥に濡らした手を伸ばすと、うろたえた声を共に、嶋本が顔を覆っていた腕をはずした。


「やっ、たいちょ!」


いつもならば、手を伸ばしたことにも気づかない程に理性を飛ばしてからだから、嶋本が驚くのもムリはない。


でも。


うるんだ目と、上気した頬。荒く息をつくその口、唇の間から見えかくれする舌。


その全てに煽られる。


「すまん」


一言、謝って───。





おんりのお宝第一段です…!
「黒名簿の宴」の和泉ルウさまから、
「いっぱいいっぱい」というお題で、強奪して参りました…!!
目の前でさらさらとものごっついスピードでお書き上げに…!
もう、めもちょう握り締める手が震えましたありがとうございます…!!
ご本宅で、こちらのロングバージョンをお書きになるという約束も取り付けました!
褒めてください!えらいでしょ…!